中国文明の謎 Blu-ray BOX
特別価格
¥15,000.00
通常価格
¥26,400.00
在庫あり
SKU
chinacivilization-blu-ray
広大な国土と膨大な人口。
ますます存在感を高める中国。
世界の「四大文明」の中で、エジプト、メソポタミア、インダスの文明は滅亡・断絶したが、
唯一中国文明だけは、数千年にわたってほぼ同じ地域で同じ文明を維持してきた。
その理由は何か?
近年、中国では考古学の発掘が飛躍的に進み、謎に包まれてきた文明誕生の歴史が次々と明らかになりつつある。
発見された遺跡や出土文物から、中国文明を原点から理解するための鍵を探っていく。
地理的条件から、これからも隣国であり続ける中国。
この国を理解するための重要な経路の一つが、文明誕生の歴史をたどることだと考えています。
王朝興亡のドラマを、新発見の貴重な遺跡や文物の映像とともに楽しんでいただければ幸いです。
「中華の源流」
中華の「華」は、古代には「夏」と同じ意で用いられた。
「夏」とは、中国最古の王朝の名称。
「史記」などの文献に登場するものの考古学の裏付けがないことから、多くの研究者は「幻」と考えてきたが、
近年の発掘で、ついに実在が確認された。
「夏」が誕生した紀元前2000年頃は、黄河流域だけでなく南の長江流域などでも多様な文化が同時多発していた時代。
その中で「夏」が王朝になることができた理由とは?
「漢字誕生」
紀元前1600年頃、「夏」を倒して新しい王朝を建てたのが「殷(商)」である。
「殷」は漢字の原点である甲骨文字を生み出すなど高度な文化を持ち、強力な軍事力で周辺の部族を圧倒した。
だが、その「殷」は、「牧野の戦い」と呼ばれる天下分け目の決戦で、「周」にあっけなく敗れ去る。
勝敗を分けたのは何か?二つの王朝の差は何か?そこに「漢字の力」があった。
「始皇帝の野望」
紀元前770年に始まる春秋戦国時代は、群雄が割拠した激しい戦乱の時代だった。
その戦乱を終わらせ、今の「中国」の原型を築いたのが「秦」の始皇帝である。
最近の研究で、「秦」はさまざまな勢力を支配するにあたって、
「夏」王朝の権威を巧みに利用していたことがわかってきた。
「中華(=夏)」という思想がどのように誕生したのかを探っていく。